Taska

Taska の使いかた

最終更新日: 2026年9月1日

はじめての方へ。5分でひととおり回せます。

Taska は GTD(Getting Things Done)というやり方を、そのまま形にしたアプリです。 GTD を知らなくても大丈夫です。この文書のとおりに進めば、自然とその形になります。

最初にひとつだけ

自宅の場所を教えてください。

はじめて開いたときの案内の最後で、その場所へ送られます。あとからでも 設定 ▸ コンテキスト ▸ @自宅 を開いて、地図で自宅を指すだけです。

これをしないと、Taska の中心にある「いま、ここでできることだけを出す」が 働きません。逆に言うと、これさえ済めば準備は終わりです。

① 集める — 判断しない

思いついたことを、そのままインボックスへ放り込みます。

名前を考えなくて構いません。置き場所も決めなくて構いません。 「冷蔵庫の音が気になる 買って5年くらい 保証書どこだっけ」のような、 書き殴りのままで大丈夫です。

なぜ名前を付けないのか。

名前を考えた時点で「これは何なのか」を判断してしまいます。 集めるときに判断が混ざると、手が止まります。 判断はあとでまとめてやるほうが速い、というのが GTD の考え方です。

入れたら入力欄に戻るので、続けて放り込めます。 頭の中に浮かんでいるものが尽きるまで、どんどん入れてください。

アプリを開いていなくても入れられます

気になることの多くは、他のことをしている最中に浮かびます。 そこに入口がないと「あとで入れよう」を覚えておくことになり、 それ自体が新しい気がかりになります。

どこから入れても、行き先は同じインボックスです。

② 見極める — 問いに答えるだけ

インボックスの項目を押すと、順番に問いかけられます。 考えるのではなく、答えるだけです。

問1. これは行動を起こすべきもの?

いいえなら、3つの行き先があります。

選ぶものどんなとき
ゴミ箱へ捨てるもう要らない
いつか/たぶんに保管今はやらないが、捨てたくない
資料として保管行動ではないが、取っておきたい情報

はいなら、次の問いへ進みます。

問2. これはどんな行動?

選ぶものどんなとき
複数の行動が必要(プロジェクトにする)終わるまでに行動が2つ以上要る
1つの行動で終わるひとつやれば終わり
ルーティンにする繰り返しやること
プロジェクトより大きい終わりが無い、もっと上のこと
今あるプロジェクトの材料にする進めている箱に足したいこと

プロジェクトを選ぶと、その項目の見極めはそこで終わります。 名前・望む結果・最初にとる行動の3つを決めれば、あとは箱ができます。

「もっと健康的に暮らしたい」のように終わりが無いものは、プロジェクトに すると終わらない箱になり、「いつか/たぶん」に入れると忘れます。 そういうものは「プロジェクトより大きい」を選んで、高さを決めて置きます (下の「⑥ 高さ」を参照)。

問3. その行動は2分以内でできる?

はいなら、その場でやってしまってください。 記録して管理するほうが時間がかかります。

問4. それは自分がやるべきこと?

誰かに任せるを選ぶと「連絡待ち」へ入ります。 自分のボールではなく、相手のボールになったものの置き場です。

問5. いつやる?

選ぶもの行き先
決まった時間にある(会議・予約・面談)カレンダー
いつまでにやる(期限がある)カレンダー
できる状況になったらやる(場所・道具)次にとる行動。選んだコンテキストが揃ったときに出ます
いつでもできる次にとる行動。条件なし

日付を持つのは、本当に日が決まっているものだけです。 残りの大半は「その状況になったらやる」で、それは時計ではなく場所と道具で決まります。 「@PCの前に座ったときにやる」も、立派な「いつ」の答えです。

③ 置き場所を覚える

ホームに並んでいるのが、置き場所のすべてです。 プロジェクトが増えても、この地形は変わりません。

場所何が入っているか
インボックスまだ見極めていないもの
次にとる行動すぐ手をつけられるもの
カレンダー日付が決まっているもの
連絡待ち相手のボールになっているもの
プロジェクト行動が2つ以上要るもの
高さプロジェクトより上の4つの箱
いつか/たぶん今はやらないと決めたもの
資料行動ではない情報

同時に2つの場所には入りません。 見極めは「1つに決める」作業です。

④ やる — 今できることだけを見る

「次にとる行動」には、2つの見方があります。

今やれる(既定)

いま手をつけられるものだけが並びます。次のものは出ません。

先の話が目に入らないので、頭が空になります。

すべて

箱の中身が全部見えます。控えているものには理由が添えてあります。 「前の行動が終わるまで順番待ち」「8月18日から」のように。

消えているのではなく、待っているだけです。

Taska は隠しません。出さないときは必ず理由を見せます。

状況を伝える

機械が分かることは自動で判断します(いまどこにいるか、いま何時か)。 分からないことだけ、あなたが教えます。

切っているものがあるときは、画面にそう出ます。忘れても気づけます。

⑤ 終えたら、次の一手を決める

プロジェクトの行動をひとつ終えると、 「このプロジェクトの次の一手は?」と聞かれます。

ここが GTD の動力です。終わって何も起きないと、プロジェクトは静かに止まります。

全部の工程を前もって決める必要はありません。 次に体が動く一手が、ひとつあれば十分です。

思いつかないときは、そのプロジェクトに書き留めた「行動の候補」から拾えます。 空のままにしておくと「止まっている」として残り、あとでまた聞かれます。

⑥ 高さ — プロジェクトより上

ホームの「高さ」には、プロジェクトより上の4つの箱があります。

高さ何を置くか
目的と価値観なぜそうするのか。迷ったときに戻る場所
ビジョン3〜5年後、どうなっていたいか
目標1〜2年で達成したいこと
責任範囲終わりが無く、保ち続けるもの(健康・家族・仕事)

ここに置いたものは行動を持ちません。 「次にとる行動がありません」とは 言われませんし、次の一手も聞かれません。読み返して、下のプロジェクトを 見直すための場所です。

高さはあとから変えられます。開いて「高さ」を選び直すだけで、 プロジェクトに下ろすことも、ビジョンに上げることもできます。 書いた望む結果や目的はそのまま残ります。

読み返すのは月に一度で十分です。週次レビューはプロジェクトまで、 高さはもっとゆっくりでかまいません。

週に一度、見直す

週次レビューを開くと、順番に案内されます。

片付けるためだけの時間ではありません。 「このやり方で合っているか」を確かめる時間です。 最後に、仕組みで変えたいことを一言だけ聞かれます。

最初の1週間

いきなり完璧にやろうとしないでください。順番はこれで十分です。

  1. 1日目 … 頭に浮かぶものを、思いつく限り放り込む(30個でも100個でも)
  2. 2日目 … インボックスを空になるまで見極める。全部やらなくていい
  3. 3日目以降 … 気になったらすぐ放り込む。手が空いたら「今やれる」を開く
  4. 1週間後 … 週次レビューを開く

インボックスが溜まっても失敗ではありません。 溜まるのは、ちゃんと集められている証拠です。

つまずいたら

「今やれる」に何も出ない

たいてい、いる場所か、切っている道具か、日付の条件です。 「すべて」に切り替えると、理由つきで見えます。

見極めが進まない

「行動が必要か」で迷ったら、いいえを選んで「いつか/たぶん」へ入れてください。 捨てるわけではありません。週次レビューでまた会えます。

決められないものを、決めるまで持ち続けるほうが重いです。

名前が思いつかない

長い本文を書いていれば、端末の中の AI が一行にまとめた下書きを添えます (対応している機種のみ・通信しません)。 気に入らなければ直せますし、自分で書いても構いません。

もっと知りたいとき

お問い合わせ: taska@pasv.tech